咬合誘導・矯正



 咬合誘導 とは


 咬合誘導とは歯の生えかわりの時期に、早めに乳歯を抜歯したり、必要最小限の歯の移動を行い、悪い歯並びを、正常な歯並びに近づける治療法です。

  利点 @基本的に、永久歯の抜歯はしない。
      A本格矯正に比べ費用が少なくて済む(1/5〜1/10以下程度)
      B歯が自然に動く方向に誘導するため、後戻りが比較的少ない。
      C途中で中断しても、使用した分だけ、歯並びが改善する。

  欠点 @本格矯正と異なり、歯1本1本を動かさないため、完全な噛み合わせには
       なりにくい。
      A着脱式の装置(拡大床)を使うことが多いため、本人が使用しないと効果
       がでない。
      B歯の生え変わりの時期から永久歯が完全に生え変わるまで、長い期間
       がかかることがある。
                        

  症例 1

 乳歯を抜歯し、永久歯を自然に移動させたケース
 
      


  症例 2

 斜面板で上下反対の上の前だけを移動させたケース 

      


  症例 3

 拡大床で上顎を広げ、上の前歯4本だけを移動させたケース 

      


  症例 4

 拡大床で上下顎を広げ、永久歯を自然に移動させたケース