義歯(入れ歯)


 保険の義歯
 保険の義歯は、ここ40年間変化しておりません。
 義歯に使用される材料は、新素材もできてきましたが、残念なことに保険には導入されてきませんでした。
 現在、保険で使用できる材料は、レジン(プラスチック)・熱可塑性樹脂で、金具で、歯に引っ掛けるタイプのみです。

      

 保険外の義歯
 保険では使用できない新しい素材を使用して作ることができます。
 ご希望により、適切な義歯をお選びいただけます。


 バルブラスト・ポリアンカ義歯(金属のバネの無い入れ歯)

バルブラスト・ポリアンカ義歯とは
  弾力性のあるスーパーポリアミド(ナイロン系)で作る入れ歯です。

利点@金属のバネがないため義歯であることがわかりにくい。
   A弾力性の高い材料のため破損しにくい。
   B義歯床の厚さがかなり薄くできるので、違和感が少なく、軽い。
   C無味・無臭でアレルギー反応もない。
   Dガムやお餅がつきにくい
   E咀嚼・発音機能は平常どおりで、安定性もよく、従来の義歯の1/2の重さである。
   F同一の素材で義歯の維持部・床部を製作するので、精度の高い義歯ができる。
  ※ポリアンカ義歯はバルブラストに比べ少し硬めになります

 
  

欠点@壊れたときに、その場では修理できず、預かって(1週間位)直すことになる。
            (現在まで一例もありません)
   A柔らかいため傷がつきやすく、光沢がなくなりやすい。
   B保険外のため費用がかかる。     (10〜16万円)税別
    裏面を弾性シリコンにもできます  (12〜18万円)税別




 弾性シリコン義歯(エバタッチスーパー義歯)

■弾性シリコン義歯とは
 硬い義歯の裏面を、柔らかいシリコンで覆った義歯です。 

利点@歯肉に触る面がやわらかいので、痛みが少なくなります。
   A強い力で噛む事ができます。
   B吸着力が増し、外れにくくなります。
   C特に下顎の総義歯に適しています。
 
   

欠点@壊れたときに、その場では修理できず、預かって(1週間位)直すことになる。 
   Aシリコンの劣化が起こるため、裏面(シリコン)の張りなおしが必要になる。       (数年置き)
   B保険外のため費用がかかる。     (12〜18万円)税別 
   C裏面の張替えだけも可能です。    (4〜6万円)税別 
    


 金属床義歯

■金属床義歯とは
  金属のフレームで補強された義歯のことです。 

利点@一部を金属で補強義歯で、保険の義歯と比べ、壊れにくい。
   A保険の義歯(レジン床)に比べ、薄くなるので、違和感が少ない。
   B金属は、温度を伝えやすいので、食べ物の温度がわかる。
   C総義歯だけは一部保険で支払われる。
         (16万円−保険の義歯代金=約12万前後)

     
                       表 側                   裏 側

欠点@保険外のため費用がかかる。   (10〜20万円)税別 
   A金属アレルギーがあると使用できない。
   


 アタッチメント義歯

■アタッチメント義歯とは
 義歯の金具のバネ代わりに、特殊な金具(アタッチメント)を使用し、歯と義歯を固定します。 多くの種類が存在します。 

利点@金属のバネがないため入れ歯であることがわかりにくい。
   A義歯の大きさを小さくできる。
   B義歯を固定する歯の負担を小さくできる。
   C金属床で作製するため、壊れにくい。

       

       

欠点@保険外のため費用がかかる。   (20〜万円+冠の費用)税別 
   A特殊な金具をつける歯は、削って冠を被せる必要がある
   B金属アレルギーがあると使用できない。